韓国政府は29日、日本を含む外国人訪問客に対し7月1日から複数ビザ(C-3)の発給を実施すると発表した。
現在の韓国を観光目的で訪問できる観光ビザは、
発給日から90日以内に1回に限って訪問できる単数ビザ(Single Visa)だけを発給してきた。
ほとんどの国も同じだが、入国者の検疫などに必要なスタッフと処理可能な限界があるため、
ビザおよび海外入国航空便数の制限を通じてコントロールしてきた。
しかし、訪韓を希望する需要が急増したのに比べ、
ビザ発給時間が長すぎるなどの問題で観光客誘致に支障があるという旅行業界の建議を反映することになった。
29日発表による7月1日から施行される新規ビザ発給に関する内容は次の通りである。
申請人が複数ビザを希望する場合、発給されたビザは1年間に多数の入国が可能になる複数ビザで発給する。
ビザ発給に必要な書類はパスポート、ビザ申請書、写真、往復航空券のみ。
また、在外公館が指定した現地旅行社を通じて5人以上が集客された団体旅行者の場合には、
電子査証制度でビザを発給できるようになる。
この場合、旅行社に代行手数料を払って発給を代行することになるが、
申請者本人は大使館のような在外公館に訪問して申請する手間がなくなる。
しかし、まだ旅行社の指定や電算システムが整備されておらず、準備され次第施行日を発表する予定である。
一方、韓国は今日感染者が20日ぶりに再び全国1万人を超え、海外流入感染者の増加も明確になっているため、
状況によっては変動する可能性があるという余地を残した。