5月16日、日本は外務省ホームページを通じて韓国から入国者の隔離を免除することを発表した。
(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2022C044.html)
韓国は3月21日からほぼすべての国(日本を含む)に対し、
予防接種完了者は入国隔離を免除する措置を取ったのに対し、
日本は韓国、エジプト、パキスタン、ブルガリア、南プラカ共和国、ラオス、ロシアからの入国者に対して
4日または8日(入国日を含む)の隔離措置を維持してきたため、
これらの国から日本に入国する内外国人が不便を訴えてきた。
これからは日本入国者は出国前72時間以内のPCR検査と
日本到着空港で実施するPCR検査という不便だけを甘受する水準に緩和され、
多くの利用者の負担を解消してくれるものと期待される。
韓国も同じくすべての入国者に飛行機出発前48時間以内のPCR検査を要求しており、
入国後1日以内にPCR検査を受ける条件で隔離を免除していた。
でも韓国保健福祉部は5月13日、海外からの入国前後の新型コロナウイルス検査方法と時期について、
以下のとおり変更すると発表した。
1.入国前のPCR検査陰性証明書の提出(5月23日から)
韓国への入国の際、
これまで出発日基準で48時間以内のPCR検査による陰性証明書の提出が求められていたが(2022年1月21日記事参照)、
これに加え、24時間以内に実施した抗原検査(RAT)による陰性証明書もPCR陰性証明書と同様、
有効な証明書とする(注1)。
2.入国後の新型コロナ検査の縮小(6月1日から)
4月15日の発表(2022年4月18日記事参照)では、入国後のPCR検査を「入国後1日目」に実施するとしていたが、
「入国後3日以内」に変更する。また「入国後6~7日目にRAT検査の実施」は、現行の義務から勧告に変更する。
これにより6月1日以降は、
(1)短期滞在外国人の場合は、入国時にPCR/RAT検査証明書提出後、
3日以内に仁川空港コロナ19検査センター、または医療機関でPCR検査(検査費用は自己負担)、
入国後6~7日目に自己RAT検査(勧告)を実施する。
(2)長期滞在外国人の場合、入国時にPCR/RAT検査証明書を提出後、3日以内に保健所でPCR検査を実施、
入国後6~7日目に自己RAT検査(勧告)を実施する(注2)。
(注1)陰性証明書が発給される抗原検査に限る。
(注2)承認ワクチンの2回接種完了後14日から180日までの者、または3回接種した者で、入国時に症状がない場合。
入国時に症状がなく、ワクチン未接種者の短期滞在者の場合は、
臨時生活施設で7日間の隔離、入国時に症状がある場合は検疫所指定隔離施設でPCR検査を実施する。