皆さんは韓国を訪問した時、ハンバーガーを食べたことがありますか?
私は逆に、日本に訪問した時にハンバーガーをほとんど食べません。
日本では安くて早く食べられる日本独自のファーストフードも多いので、
短い日程の中なのに韓国でも同じブランドのハンバーガーをあえて日本まで行って食べる理由はないと思うからです。
もちろん、皆さんが韓国に来た時、周辺の飲食店に関する情報がない場合は、
すでに慣れているので安心できる世界的なフランチャイズや日本の飲食店を利用することもしばしばあるでしょう。
特に、韓国のほとんどのハンバーガーフランチャイズではキオストを利用した注文が可能なので、
韓国語が下手な外国人が簡単に注文できるということも長所として挙げられます。
それで、今回は韓国のハンバーガーフランチャイズについて説明してみようと思います。
日本は相変わらず「マクドナルド」が市場先取り1位を維持していますが、
韓国は40年間「ロッテリア」その座を守ってきました。
しかし、2021年第1四半期からは「Mom's Touch」という韓国ブレンドが売り場数1位を占めました。
2021年末基準で「Mom's Touch」は1352ヶ所で1位を守り、
その後「ロッテリア」が1330ヶ所の売り場で2位を占め、
「Burger King」が440ヶ所で3位を占めました。
そして日本で1位を占める「マクドナルド」は韓国で4番目の順位で407ヶ所ですね。
おそらく日本人は「マクドナルド」店舗数の3倍を超える「ロッテリア」店舗数に驚くと思います。
< 写真 : マクドナルド >
韓国「マクドナルド」は昨年8678億ウォンの売上を上げたが、営業損失278億ウォンを記録し、
3年連続赤字を続け資本蚕食が憂慮される状況にまで来たほど、現在韓国市場で苦戦を強いられています。
もちろん「マクドナルド」が1988年ソウルオリンピック直前にソウル狎鴎亭に1号店をオープンしてから、
アメリカ文化の象徴のように思われる、うなぎのぼりの時代もありました。
しかし、2000年に入って韓国もウェルビーイング熱風と共に、
安価なハンバーガーは健康に良くないというイメージが生まれ始めました。
高価な手作りバーガーの人気が始まり、
低価格イメージで競争してきた「マクドナルド」はだんだんその人気が下火になりました。
また「マクドナルド」はアメリカ文化の象徴だっただけに反米感情が高まったり、
米国産牛肉輸入などの社会的イシューがある度に一緒に危機を迎えるべきでした。
それに対し「ロッテリア」は韓国初のハンバーガーフランチャイズで
1979年に日本(日本は1972年営業開始)を通じて入ってきました。
< 写真 : ロッテリア >
最初に始めたという利点を利用して大都市だけでなく中小都市および小規模地方まで先取りし、
テイクアウトより座席に座って食事をするというイメージを作ったので、
他のハンバーガーフランチャイズとは明確に異なる独自の路線を持っていますが、
対処可能な他のフランチャイズが多い大都市のようなところでは人気がないのも事実です。
実際、現在韓国のハンバーガー市場は「Shake Shack」のようなプレミアム手作りバーガー市場と
10代の学生たちに旋風的な人気を集めている低価格型「Mom's Touch」に二分化された雰囲気です。
そのような意味では、韓国だけに存在する、
そして現在店舗数1位のハンバーガー店である「Mom's Touch」を経験してみるのも、それなりに記憶に残ると思います。
「Mom's Touch」はアメリカの「Popeyes」チキンを韓国で運営していた会社が作ったブランドで、
初期にはチキンのデリバリーブランドでしたが、付加メニューだったチキンバーガーが徐々に人気を得るようになりました。
コスパが優れていて10代の青少年を中心に利用者が急増し、
代表メニューとしては「サイバーガー」(4100ウォン)と「ホワイトガーリックバーガー」があり、
本来チキンで始めたブランドなのでチキンを食べてみるのもよさそうです。
< 写真 : Mom's Touch >